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レイヤー2接続”が生む高い付加価値――日本通信が「Doccica」で挑む新MVNOビジネス

 投稿者:ウルトラ  投稿日:2009年 3月12日(木)11時38分1秒
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     日本通信は3月10日、利用する時間(分単位)の接続料金をチャージするプリペイド方式のデータ通信サービス「Doccica」(ドッチーカ)を発表した。国内の人口カバー率が100%であるNTTドコモのFOMA(3G)網と、同社が契約する全国1万5000カ所の無線LANスポットを利用できる。

また日本通信は、レイヤー2接続の協議と並行してドコモに対しレイヤー3による相互接続を申し入れ、2008年1月にiモード基盤を使わずにドコモ端末へプッシュメールを送信できる「ConnectMail」をスタートさせた。この段階では、パケット料金はドコモへ、ConnectMail利用料は日本通信へと、1つのサービスを使うのにユーザーが2カ所に料金を払う“ぶつ切り料金”だったが、日本通信とドコモはその後も協議を重ね、パケット料もサービス使用料も日本通信が直接設定できる“エンドエンドの帯域幅料金”を実現。独自調達の端末を使った「b-mobile3G」、法人向けの「I・Care3G」を提供している。

・→1分10円のプリペイド式:日本通信、FOMA網と無線LANを利用できるデータ通信サービス「Doccica」発表
念願のレイヤー2接続

 Doccicaの製品発表会見に出席した日本通信代表取締役社長の三田聖二氏は、「我々がb-mobile3Gを発売したとき、周囲は“(ドコモと)相互接続できて良かった”と評価してくれた。しかし、わたしが創業以来実現したかったのは、回線をより効率的に利用できるレイヤー2の相互接続。ようやく、3Gでも日本通信らしい付加価値のあるサービスを提供できると思う」と述べた。

 レイヤー2接続とレイヤー3接続の違いは、MNOとMVNOがどのように接続されているかによる。これまでのレイヤー3接続では、無線通信(パケット網)と固定通信(IP網)を接続するSGSN(Serving GPRS Support Node)とGGSN(Gateway GPRS Support Node)という交換機が2つともドコモ側にあった。レイヤー2接続を実現した今回のDoccicaでは、固定通信を無線通信に変換するGGSNを日本通信の社内に設置。本来はキャリア内部にあるコアネットワークの一部を自前で持つことで、帯域利用の自由度が増したという。

 「すでに日本通信は安い3Gサービスを販売しているが、レイヤー3接続ではMVNOがコントロールできる部分が少なく、日本通信らしさが発揮できなかった。今回はGGSNという交換器を自社のデータセンターに置いたことで、ドコモさんが集めたデータに日本通信が付加価値を与え、サービスとして提供できるようになる。日本でレイヤー2接続を実現したMVNOは、日本通信が唯一の存在だ」(三田氏)
 
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