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番外編 第二回 セクスィーコロシアム

 投稿者:北風  投稿日:2007年 9月 8日(土)08時05分47秒
  ヒルディフォンス(以降ヒルディ):帰ってきたっ!! セクスィーコロシアームっ!!
サージェ:テンション、たけー。でも、お仲間のアレナディオがいないぜ?
ヒルディ:……あんなやつは、お仲間でもなんでもないっ!! ただの裏切り者だっ!!
ウォルス:そうだねぇ、出場者の何人もがアレン君のお手つきだしね〜。
ヒルディ:そうだっ!! だが、いいのだ。どうせ、あの女どもはイリーナ様の引き立て役でしかないのだ。
サージェ:……いいのかよ、そんなこと言って。
ヒルディ:第一、今回のオファーはなんと、あのイリーナ様の方からあったのだっ!!
ウォルス:それはすごいねえ〜、ついに脱ぐんだ〜。
サージェ:女神モードは、評判悪いからなあ。落ち目の女優やアイドルが、最期には脱がなきゃ、ってやつかあ。気の毒だな。
ヒルディ:愚か者! イリーナ様の人気と美貌は、比例しないのだ!!
サージェ:……そりゃあ、まあね。反比例だよな。
ヒルディ:呑気なことを言っているが、お前も審査員だぞ。
サージェ:はあっ!? 俺が!? なんで!?
ヒルディ:今回のセクスィーコロシアムは、バトルはバトルでも料理対決なのだ。
ウォルス:……はーん、それってもしかしてえーん……。
ヒルディ:実況はもちろん、愛の伝道師である私だ。審査員はアレインと出場者を集めるためにアレナディオだ。
サージェ:二人がいるなら、俺いらないじゃん。
ヒルディ:コロシアムにレフェリーがいなくちゃ、盛り上がらないだろうが!! お前もとりあえず、審査員の一人って事だ!!
ウォルス:まあ、料理って事なら、確かにサージェの領分だしねえ。
サージェ:……ん、まあな。
ヒルディ:っというわけで、いくぞ!!

ヒルディ:リスナーのみなさん、こんばんわ。愛の伝道師、ヒルディフォンスです。今日の舞台は、アースガルド帝国のぬわあんと、聖地!! 貴族たちのみが足を踏み入れ、権力を巡り争う場所!! だが、今宵このために特設スタジオとして生まれ変わりました!!

聖竜分解

サージェ(注:レフェリー):みんな、燃えてっか〜?(やる気無し)
アースガルド帝国の皆様:おおおおおおおおっ!!(各飛空艇の甲板にて観戦)
サージェ:会場は、盛り上がってるな。観客席には巨大ドレイスや黒魔導師の脅威に疲れ、一時の安らぎを求める暇人共が(ブーイング)集まってるぜ(棒読み)。今宵、このセクシーコロシアムで行われるのは、女の美貌と料理の張り合い。今夜、ついに魔導創世記で一番せくしいな女性キャラが選ばれるのだあ(ひつこく棒読み)。
会場:うおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!
ヒルディ:大根役者め! ……気を取り直して、審査員のお二人を紹介しましょう! 世界の中心こと星の王アレイン・スターロードさんと、アースガルドの両刀使いアレナディオです。
アレイン:今日はおいしいものが食べられると聞いて、やってきました。楽しみでーす。
ヒルディ:色気より食い気ですね!
 アレン:両刀ったって、女の方が好きなんだぜ。ホントに。男はつまり、口直しみたいなもんだぞ。
ヒルディ:それは墓穴じゃないのか? お前は食い気よりも色気だな。……このお二人でお届けします!! それでは、選手の入場です!!

サージェ:ヴェルトマー公爵領代表、シャリィ・マクレーン!
ヒルディ:公式での豪奢な男装で登場です!!
 アレン:包丁(サーベル)二本で何を造るんだ?
シャリィ:あんたを切り刻むのよ。

サージェ:セイルーン公爵領代表、今宵限定復活のアナスタシア!
ヒルディ:シリーズで一番輝いていた頃のドレスで参戦です。
 アレン:つーか、あの弓はなんに使う気なんだ?
アナスタシア:あんたを射殺すためよ。

サージェ:ルーンバイト公爵領代表、エーディン!
ヒルディ:普段は地味なのに、今回は華麗にドレスアップ!!
 アレン:にしたって、あのドレスにでかい樫の杖はねえだろ?
エーディン:あんたを殴るためよ。

サージェ:カイルランド公爵領代表、オルトリンデ!
ヒルディ:カジュアルな服装での参戦です。料理にむいているといえば、むいてるか?
 アレン:……どうやら凶器は持ってないみたいだな。
オルトリンデ:呪い殺すのに武器は必要ないわ。

サージェ:ミスタ公爵領代表、……シグルド?
ヒルディ:は? ……男なのか!? あの、ゴスロリのドレスは、男に見えない!!
 アレン:なにやってるんだ、貴様は!?
シグルド:なるほど、私はたくあん(?)みたいなものだったのだな。よくわかった。
 アレン:男は不参加だろ!?

サージェ:でもって、不死鳥群雄伝から参戦です!! 出産間近のクローディア・ホルス!! いよっ、姐御!!
ヒルディ:マタニティドレスでの登場です!! あの巨大な包丁は、あのお腹でクジラでも捌く気か!?
クロード:料理は得意ではありませんが、捌くのは得意です。
サージェ:あれ? 生まれたんじゃなかったか?
ヒルディ:そういう、時差には目をつぶれ!!

サージェ:ええっと……。いい加減疲れたな。んっと、アースガルド帝国の魔女っ子、カタリーナ。
カタリナ:やる気がないじゃないですの!? とにかく、お姉さまには負けませんわ!!
ヒルディ:魔女っ子メグちゃん(?)のエロいコスチュームで登場です!! 正直似合いません!!
アレイン:……料理出来るんだっけ?

サージェ:ようやく最期。今回の本命、俺の妹弟子、ヒルダー!!
ヒルディ:皆様お待ちかね、メイド服で登場です!!
 ヒルダ:私、妹弟子なんですか?
サージェ:俺が一番弟子なんだから、お前は二番目だろ。
 ヒルダ:みなさん、あんなに大きな包丁でなにを作るつもりなんでしょうか?
 アレン:……お前もなにしに来たんだ?

ヒルディ:そして、この方! ディフェンディング(?)チャンピオンの登場です!!
 アレン:ウェディングドレスかよ。
イリーナ:おーっほっほっほっ(げほげほ)。
アレイン:……きっと、拾い食いしたんだ。
ヒルディ:するわけ、あるか!! それぞれ、西、東の実況は、ご存知この二人!!
ジェクト:東の太陽と、
ウォルス:西の月、がおおくりしまーす!

ヒルディ:……少々お待ち下さい。ええ、ラグナロク秘密結社より抗議が来ております。審議します。
 アレン:絶対、駄目だ!! 毒を盛るに決まってる!!
アレイン:どうせ料理できないよ。それに、九人だとイリーナがシードになって、具合が悪いしね。
ヒルディ:というわけで、ミスタ代表のシグルドは男性であるため、今回の大会への出場を却下します。
シグルド:……ちっ。
ヒルディ:女装が似合っているだけに、残念ですが、致し方ありませんね。
サージェ:シグルド選手、退場ー!! 他のみんなで、くじ引きしてくれ。ルールは、なんでもOK、どんな食材を持ち込んでも、助っ人を呼んでも結構。とにかく、制限時間内に料理を完成させ、審査員をうならせれば、勝ちだ。一応、評価には料理をする最中のコスチュームも得点になるぞ。
 

番外編 シャリィvsクローディア

 投稿者:北風  投稿日:2007年 9月 8日(土)08時03分12秒
  サージェ:第一試合 シャリィVSクローディア。
クロード:あなたとは、料理ではなく剣で勝負したかったわ。
シャリィ:同感ね。
 アレン:おめえが、クローディアに剣で勝てるわけ、ねえだろ! いい加減、弁えろ!!
シャリィ:うっさいわねっ!! あんたの皿にはちゃんと、毒盛ってあるから、覚悟しなさい!!
 アレン:ばっ、宣言すんじゃねー!!
ジェクト:こちらクローディアサイドには、逞しい雄牛が一頭入場です。
サージェ:……姐御は、なにを作るつもりなんだ?
クロード:ステーキよ。ステーキは焼き加減が難しいけど、この上等な牛なら塩だけで充分勝ちを狙えるわ。
サージェ:……っていうか、これから捌くのかよ!?
クロード:そうよ。血の滴る新鮮なお肉を戴いて貰うつもりなの。じゃ、はじめるわ。
   牛:モォォォウっ!!(会場を逃げ出す)
クロード:あ、待ちなさい!!
サージェ:あ、姐御!? そのお腹で走って転んだらどうするんだ!?
アレイン:制限時間内に食えるんだろうか?
ウォルス:はーい、こちらシャリィサイドではあ、呪文で氷の柱が製造されたところでえす。氷の彫刻でも作るんでしょうか?
シャリィ:違うわよ! 見てわからないの!?(二本の剣で、氷を削り続ける)
 アレン:刺身でも作るのか?
アレイン:だって、魚がいないじゃん。……まさか、デザートじゃないだろうな?
ウォルス:大量のかき氷のもようでえす。
アレイン:……やっぱり(がっかり)。
シャリィ:も、もちろん、フルーツ盛り合わせ、トロピカルレインボーシロップ付きです!!
アレイン:失格だ、失格ー!!
ジェクト:こちら、クローディアサイドでは、クローディアが牛を追いつめました!
クロード:どりゃああああああああああっ!!(クリティカルヒット)
   牛:むもおおおおおおっ!!(ドサッ)
ジェクト:妊婦の一撃、凄まじい!!
サージェ:おっと、制限時間まで、あと10分!!
クロード:あら? いけない、早く捌かなくっちゃ。(ザクザク)
サージェ:しゅうりょー!!

実食
ヒルディ:ええ……、両者の料理が揃いました。
クロード:私はステーキの予定でしたが、時間がなかったので、ユッケにしました。
アレイン:……ユッケってなあに?
ジェクト:ユッケは、韓国料理です。ああ、いえ、アルノス大陸の辺境の国の料理です。ただ、資料によりますと「牛腿肉を刻み、ゴマやネギ、松の実、卵黄などの薬味と、醤油やコチュジャン、ごま油などの調味料で和えたもの」とありますが……。
クロード:……そうなんですか?
アレイン:味付けしてないの!? 生卵しか乗ってないじゃん!! 生のまま喰っていいの!?
 アレン:新鮮な生肉だから、大丈夫だろ? とりあえず、喰ってみようぜ。
サージェ:異国の料理か。姐御良く知ってたな?
クロード:お、お爺様が好きだったの。
アレイン:嘘だ!! ジャングじじいは、アースガルド人だ!!
クロード:…………。
アレイン:まあ、とにかく(もぐもぐ)。牛肉は確かに新鮮だね。
 アレン:生卵に、生肉だしな。
サージェ:やっぱし、薬味で味付けしないと、ちょっとなあ。でも、異国の料理を食えるなんて、いい経験だ。本当はこういうもんかもしれないしな。
クロード:残念です。新鮮な肉なのに。
アレイン:生かされてないよ!! 肉が泣いているよ!!
ヒルディ:不評ですな。では、続いてシャリィの料理です。
シャリィ:私は、ミスタ公爵領の名物料理、かき氷です!!
 アレン:……言い切った。開き直ったな。
アレイン:こんなの料理とは認めないよ。
ヒルディ:せくすぃでもなかったしな。
 アレン:っていうか、なんで俺のにかかってるシロップは黒いんだ?
シャリィ:レインボーシロップの七色が混ざったんでしょ?
 アレン:嘘つけ!!
アレイン:(ざくざく)、ああ、はいはい。冷たい冷たい、あたまきーん。
シャリィ:どうして、食べないのよ?
 アレン:こんな、ドブ川のよーな、かき氷食えるか!!
ヒルディ:では、判定をお願いします!!
 アレン:クローディア!!
サージェ:姐御。
アレイン:シャリィ。
ヒルディ:勝者、一応料理だったらしい? クローディア!!
シャリィ:身内びいきよ!!
 アレン:お前が毒を盛るからだろうが!!
シャリィ:ちっ!!
 

番外編 アナスタシアvsヒルダ

 投稿者:北風  投稿日:2007年 9月 8日(土)08時01分27秒
  ヒルディ:どんどん参りましょう!
サージェ:アナスタシアvsヒルダ。
ヒルディ:ヒルダ優勢ということですが、如何でしょうか、アレイン先生?
アレイン:なんで、僕に聞くの?
サージェ:お姫様は、料理できるのか?
 アレン:まあ、せくすぃってことじゃ、アナスタシアの勝ちだろ?
ヒルディ:確かに、ヒルダは可愛いがせくすぃではないな。
 アレン:先生もすみにおけねえなあ、メイドが好きとは。
アレイン:メイドなんて、便利なだけでしょ?
 アレン:……お前、今のは撤回したほうがよかないか?
アレイン:だって、そのお陰でメイドはお金貰ってるんでしょ?
ジェクト:こちらアナスタシアサイドでは、メイド軍団がぞくぞくと食事を運び込み、魔法で暖めています。
アレイン:味けなあい。
 アレン:自分で料理してねえじゃねえか。
ヒルディ:なんでもありだから、問題ない。ここは色気で勝負というわけだな。
アナスタシア:さあ、きびきび働きなさい!!
ウォルス:はーい、こちらヒルダサイドでは、ヒルダちゃんが丸い鉄板を熱しているところでーす。肉料理でしょうかねえ? 先ほどプリンを冷蔵庫に入れましたので、デザートはプリンのようです。
ヒルディ:ヒルダは特に、お菓子作りを熱心に勉強しているということでしたが、如何でしょう、先生?
アレイン:君って、なんでここでは口調が変わるの?
 アレン:いいから、こたえてやれよ、ウリウリ。
アレイン:アナスタシア、アレナディオに毒盛っちゃえ〜!!
アナスタシア:大きな声で言わないで下さい!! ……あっ!? どの皿の料理に毒を盛ったか、忘れちゃったじゃないですか!!
 ヒルダ:えっと……、これくらいかしら? ぬりぬり……。
ウォルス:ヒルダちゃんのこれは、いったい? 熱した丸い鉄板に生地を垂らして、木のヘラでくるりと円を描いております〜。
アレイン:わーい、クレープだあ!!
ジェクト:こちら、アナスタシアサイドは、毒盛り料理を巡って混乱が起こっております。
アナスタシア:どうして、皿に目印をつけておかなかったのかしら!?
ウォルス:ヒルダちゃんは、クレープの生地を丁寧に焼き上げておりまーす。巻くのは、ホイップクリームと苺のようです。が、おおっと、冷蔵庫からプリン! これはプリンを取り出しました!!
サージェ:オーディナス大陸でプリンっていうと、プディングのことで、デザートじゃなくて、おかずなんだよなあ。アースガルドって進んでるぜ。
ヒルディ:ん? スカルがいつも作ってるのは?
サージェ:あれは、ラジオだけだろ。だから、俺もデザートは教わってないよなあ。
ヒルディ:制限時間一分前です!!

実食!
アナスタシア:みなさま、どうぞお好きなお皿をお取り下さい。スリリングなひとときをお楽しみいただけると自負しておりますわ。
アレイン:ふざけるなっ!!
 アレン:無理して、毒を盛らなくてもいいだろ?
ヒルディ:毒を見破る魔法はないのか?
アレイン:あ、そういえばあった。(ごにょごにょ)。じゃ、このお皿〜。卵料理か。
 アレン:あっ、きたねえっ!!
サージェ:俺はこれ。魚のムニエルだな。(もぐもぐ)
 アレン:サージェ、貴様度胸あるな。……さては、毒盛りがどれか知ってるな!?
サージェ:しらねえよ。だいたい、死ぬ前にイリーナ様が解毒してくれるって。
 アレン:嘘くせえ……。
アナスタシア:さあ、アレナディオ。好きな皿を選んで(微笑)。
 アレン:え、選べるかっ!?
アナスタシア:……私はあなたの(ピー)を(ピー)したのよ。最後には(ピー)したのよ!?
アレイン:ぐほっ、げはっ、ぎはっ!?
サージェ:………。
アナスタシア:それなのに、あなたは私の料理を食べてくれないの?(うるうる)
 アレン:な、なんだよ、そんなこと言っても。
アナスタシア:私はあなたに(ピー)して、(ぴーーーーーー)。
ヒルディ:やめろ!! アレナディオ、止めさせろ!! 番組が終わってしまう!!

 不適切な内容が流れております。ヒルディス作、ジェクト歌唱による太陽を掲げる者を讃える歌をお聞きください。

 アレン:わ、わかった、お前が選べ。その料理を食べる。
アナスタシア:じゃあ、これ。
 アレン:……肉料理か。それが一番無難そうだな。(もぐもぐ)
 一同 :(シーン)
 アレン:げはっ!!
アナスタシア:殺ったわ!!(狂喜乱舞)
ヒルディ:イリーナ様!!
サージェ:イリーナ様、早く!!
イリーナ:はいはい、城下したまえ。
サージェ:字が違う!?
イリーナ:あら? 上顆したまえ。
アレイン:……それって、さすがに無理がない?
イリーナ:浄化したまえ〜。
 アレン:し、死ぬ……。
アレイン:ねえねえ、はやく次に行こうよ。
サージェ:同感。続いて、ヒルダのクレープだ。
 ヒルダ:はい。苺とプリンのクレープです。
アレイン:わーい、なんだかすっごく安心して食べられるよ。
サージェ:この美しい造形美だけで、満腹って感じだな。
 アレン:つーか、涙が出るほど安心して食える……。
ヒルディ:では、判定をどうぞ!
 アレン:ヒルダ!!
サージェ:ヒルダ。
アレイン:ヒルダ!!
ヒルディ:勝者、ヒルダ!! これは当然の結果でしょう!!
アナスタシア:身内びいきよ!!
 アレン:お前が毒を盛るからだろうが!!
サージェ:……先が思いやられるぜ。
 

番外編 エーディンvsカタリーナ

 投稿者:北風  投稿日:2007年 9月 8日(土)07時59分31秒
  ヒルディ:続きまして、ルーンバイト公爵家の姉妹対決です。カタリーナ嬢はヒルダ嬢同様、スカルに料理を習っているようですが、今回もスカルの弟子が勝利でしょうか?
アレイン:でも、カタリーナには僕の助手みたいなことさせてるから、それほど上達してないと思うな。確か、包丁も握らせてもらってないと思うよ?
サージェ:正確には、弟子じゃないってことだな。
 アレン:なんで、ほっとしてるんだよ。
サージェ:し、してねえよ!!
カタリナ:お姉様だけには、絶対に負けませんわ!!
エーディン:生意気な。カタリーナ、お前は料理などしたことがないでしょう!? 私は知っているんですよ!?
カタリナ:私だって、今やサラダを作れるように成長しているんですわ!!
ヒルディ:……サラダ?
ジェクト:東、エーディンの方には、食材が運び込まれています。肉が多い模様です。
ウォルス:西、カタリーナちゃんサイドには、得意なサラダを作るつもりなのか、葉物が大量に運び込まれています。
アレイン:……まあ、サラダと肉料理なら、いいバランスかもね。スカルも野菜を食べろってうるさいし。
ジェクト:エーディンのこれは、……ハンバーグでしょうか? 各種の肉を挽肉にして、つなぎを用意しているようです。
ウォルス:カタリーナちゃんは、実験をはじめるのか、計量カップを並べて、薬品の分量をはかっているようでーす。
カタリナ:人聞きの悪いことをおっしゃらないで!! 薬品じゃなくて、調味料ですわ!!
ジェクト:エーディンがつなぎを加え、味付けしてこねたパテを天板に山と盛っています。これは、なんでしょうか?
サージェ:あ、ミートローフか!!
アレイン:ミートローフ?
サージェ:フライパンで焼いたのがハンバーグで、オーブンで焼いたのがミートローフって言うんだ。古畑任三郎の得意料理なんだぜ。
 アレン:誰だそりゃ?
アレイン:わあ、楽しみだなあ〜。
 アレン:まともなものを食えそうだぜ。

実食!!
ヒルディ:三食目にして、ついにまともな料理が揃いました!
アレイン:二つを並べると、本当にいい感じだねえ〜。
ヒルディ:では、エーディンのミートローフからですが。
アレイン:先にサラダにしよう。前菜が先だね。
カタリナ:……どういう意味ですの? まあ、とりあえず、私の方はドレッシングで勝利を狙いますわ。
アレイン:ドレッシング?
サージェ:サラダは本当に、ミニトマトとちぎったレタスだけだな。
 アレン:……ドレッシングは、六種類あるのか。
カタリナ:ピリ辛風、和風、ハーブ、にんにく、オレンジ、フレンチの六種類ですわ。全部お試しください。
アレイン:スカルに習ったのが、これだけってことか。
 アレン:もぐもぐ。
ヒルディ:しゃくしゃく。
アレイン:じゃあ、次だね。
カタリナ:…………。
エーディン:さあ、焼きたてをお食べくださいませ。肉汁を使った、グレイビーソースでお召し上がりください。
アレイン:うん、ハンバーグと違って肉汁はないけど、味が濃くておいしいね。
サージェ:オーブンがないと出来ないんだよなあ。旅先じゃあ、出来ないのが残念だぜ。
ヒルディ:好評のようですね。
 アレン:げえっ、ぺっ、ぺっ!! ぐ、な、なんだよ、これ!? 砂!?
アレイン:なんで? だって、大きなハンバーグを切り分けて、みんな同じものを食べたんだよね?
サージェ:切り分けた一部に砂が入っていたのか?
エーディン:違います。アレナディオには、口にした食べ物が砂に変わる呪いを掛けました。
 アレン:うがーっ!! 呪いをとけ!!
アレイン:げらげら(爆笑)。
ヒルディ:それでは、判定をどうぞ!!
アレイン:エーディン。
サージェ:エーディン。
 アレン:カタリーナ!!
カタリーナ:身内びいきじゃなかったんですの!!
アレイン:そんなわけあるか!!
サージェ:お陰で、俺たちの判定が正当であることが証明されたわけだな。
ヒルディ:ドレッシングに種類があっても、サラダでは勝ち目はなかったか!? 勝者エーディン!
エーディン:当然、正当な勝利です。
 アレン:いいから、呪いをとけ!!
 

番外編 イリーナvsオルトリンデ

 投稿者:北風  投稿日:2007年 9月 8日(土)07時57分25秒
  ヒルディ:いよいよ、第四試合です!! 大本命のイリーナ様が登場です!!
アレイン:今度は、どんな罠が仕掛けられているのかなあ。
 アレン:楽しそうにするなっ!! 俺は飢え死にするんだぞ!? 干涸らびて死ぬんだぞ!?
サージェ:エーディンの呪いは魔術だから、イリーナ様も解けなかったんだよな。そういうことってあるんですね、先生。
アレイン:そうだね。っていうか、そんな魔術あったけ? ……もう、解けているんじゃないかな? たぶん、アレナディオのお皿にだけそういう魔法がかけてあったんだよ。
 アレン:その根拠はなんだ!?
アレイン:だって、次の毒入り料理を食べられないから。
 アレン:………。
サージェ:そうこうしている間にも、二人とも料理を始めているな。案外、イリーナ様って包丁使えるんだな。
 アレン:そんなこと言うと、イリーナにしかられるぞ。あいつも旅が長いし、苦労しているんだよ。
ヒルディ:調和神神殿時代では、食事当番があったようです。イリーナ様はその頃料理を習ったと思われます。さて、オルトリンデですが、聖地を左遷されてからは一人暮らし。帝国では魔術で料理が簡単に作れますが、そう思うと二人の料理対決はかなり見物です。
ジェクト:こちら、東はイリーナ様サイド。イリーナ様は、手際よく材料の下ごしらえをしています。牛ヒレ肉の固まりを使うようです。提供者は、先ほどのクローディアがさばいた牛のようですね。手元も危なげなく、いたって順調です。
ヒルディ:……イリーナ様にしては、普通だな。
アレイン:何を期待しているのさ?
ヒルディ:いや、イリーナ様だからきっとスペシャルなものが出ると思ったのだが……。
 アレン:ヒルディスの場合は、イリーナの唾液だって調味料だろ。
サージェ:ええええっ!? 最低だな、あんたら!!
 アレン:俺を含めるな!!
アレイン:っていうか、ヒルディス否定しないの?
イリーナ:外野、うるさいわよ!!
ヒルディ:ウォルスさん、西の様子はいかがですか?
ウォルス:はーい、こちらイリーナ様を応援したいウォルスでーす。オルトリンデは、魔法の包丁と魔法の鍋でもって簡単に調理しています。使用している魔導器は、他に踊る調味料楽団と、おまかせバレリーナおたまなどでえす。
 アレン:……オルトリンデのほうこそ、さっき呪うとか言ってたけど、大丈夫だろうな(ハラハラ)。
アレイン:あの、調味料楽団って大丈夫なのかな?
サージェ:調味料のさしすせそ、全部入ってるな。
アレイン:さしすせそ? そって、なに?
サージェ:ミソだよ。
アレイン:みそってなによ?
ヒルディ:ええっと、資料によりますと、アルノス大陸にある神威国の伝統的な調味料であるそうです。原料は大豆であるとか。
アレイン:……げえ、あの茶色いのぉ? なんか、汚い色してるじゃん。
ジェクト:イリーナ様は、どうやらイタリアンの模様です。
ウォルス:こちら、オルトリンデは和食でせめるもようでえす。
 アレン:今度こそ、まともであってくれ!!(祈願)

実食!!!
ヒルディ:両者料理が出そろいました! イリーナ様は、小玉モッツァレラのサラダ、トマトとルッコラのスパゲッティ、牛肉のにんにく焼き、ブルスケッタ、以上4点フルコースです。
アレイン:イリーナ、がんばったじゃん。
イリーナ:当たり前でしょ。私だって、これくらいは出来るのよ。
サージェ:モッツァレラはさすがに、自作じゃないよな。
イリーナ:……チーズは食材でいいんでしょ? なんでもありなんでしょ!? モッツァレラとミニトマトが合うでしょ!?
サージェ:は、はい、おいしいです。……ちょっと、物足りないけど(ぼそ)。
 アレン:この、トマトとルッコラのスパゲッティも、ぴりっと辛くてうまいぜ。
アレイン:このブルスケッタにもトマトがのってるんだね。
イリーナ:だってブルスケッタって、焼いたパンにトマトを乗せるものでしょ?
アレイン:そうじゃなくて、なんでどれもこれもトマトなんだ!? もうちょっと、組み合わせを考えなよ!
イリーナ:だ、だって、イタリアンはトマトって相場が決まってるじゃない!!
アレイン:まあいいけどさ。本命の、牛肉のにんにく焼きをいただくよ。
イリーナ:茹でたにんにくを潰して衣にして、牛ヒレ肉のかたまりに包んで、オーブンで焼いたの。ソースは肉汁にワインで作った特性よ。(肉を切り分ける)
サージェ:あ、美味い。手間がかかってるだけありますよ。
イリーナ:そうでしょ?
 アレン:イリーナやるじゃん。
ヒルディ:どうした、アレイン?
アレイン:……イリーナ、なにこれ?(にんにくの衣の中から、何かをフォークで刺して突きつける)
イリーナ:あ、あら、ワインのコルクだわ。どこにいったのかと、探してたのよ。
アレイン:なにやっとるんじゃあっ!!?
イリーナ:ごめんなさぁいっ!!
アレイン:アレナディオじゃなくて、僕が毒を盛られたっ!!
イリーナ:毒じゃないわよ! ちょっと、失敗しただけでしょ!?
ヒルディ:お茶目なイリーナ様を堪能したところで、お次はオルトリンデです。こちらは、イリーナ様のとは違ってかなりヘルシーで地味な感じですね。
オルトリンデ:私はみなさんの健康を考えて、自然志向の和食を目指しました。
アレイン:イリーナのは脂っこいし、胃にもたれそうだよね。にんにくくさいし。
イリーナ:オリーブオイルは、身体にいいのよ!
 アレン:って、スカルが言ったんだろ?
イリーナ:………。
ヒルディ:イリーナ様に罪がないことがわかったところで、オルトリンデ、私もわからないので説明をお願いする。
オルトリンデ:はい、ご飯はもちろん、お釜で焚きました。神威国でも帝しか食べられないという高級な米を取り寄せましたの。お味噌汁の具は、あさり。ほうれん草のおひたし、烏骨鶏の卵焼きは大根おろしでお食べください。魚は、干し鰯です。内臓ごとがぶりといってください。
アレイン:ふうん、こういうのもたまにはいいかも。
サージェ:でも、これって朝飯のメニューなんじゃね? 肉じゃがとか食ってみたかったなあ。
アレイン:重たいメニューの後だから、僕は大歓迎だよ(あくまでアンチイリーナ)。じゃあ、さっそく鰯にがぶり。
サージェ:卵焼きかあ、大根おろしをつけるとさっぱりしてておいしいな。
オルトリンデ:ごはんには、この海苔を巻いてもおいしいですよ。
 アレン:……おい、オルトリンデ。
オルトリンデ:なにか?
 アレン:俺の鰯の中には、カミソリが入ってるぞ?
オルトリンデ:あら? 鰯が飲み込んだのかしら?
 アレン:お、ま、え、が、仕込んだんだろうが!?
サージェ:いろんなアプローチがあって、飽きないな。
アレイン:……このお味噌汁って、好みじゃないなあ。慣れればおいしいのかもしれないけど……。
ヒルディ:では、判定をお願い致します!!
アレイン:……イリーナにはいれたくないけど、みそ汁が好みじゃなかったから、イリーナ。(準決勝で食べる献立を考慮した判定)
サージェ:オルトリンデ。
 アレン:イリーナだっ!!
ヒルディ:異国の料理を完璧に再現したオルトリンデでしたが、審査員のうけはいまいちでした!! これは食文化の差で、勝者イリーナ様!!
アレイン:イリーナに貸し一つ、と。
イリーナ:……サイテーね。

ウォルス:というわけで、続く準決勝第五試合は、クローディアvsヒルダだね。ヒルダはやっぱり、スウィーツなのかな? 姐御は、今度はなにを解体するんだろう?
ジェクト:そして、第六試合は、エーディンvsイリーナ様というわけだ。互いに料理はまともに作れるから、勝負におもしろみはないが。
ウォルス:アースガルド勢は押されてるねえ。
ジェクト:うむ、アエリアの入っているヒルダと、女神イリーナ様は、微妙にオーディナス寄りだからな。
ウォルス:アンチアレナディオの女性陣で、残っているのはエーディンだけだもんね。エーディンには是非決勝まで残って、アレナディオにとどめを刺して欲しいよねえ。
 アレン:ウォルス!! てめえ、ちょっとこっち来い!!
ウォルス:いやあだよお。
 

番外編 クローディアvsヒルダ

 投稿者:北風  投稿日:2007年 9月 8日(土)07時54分49秒
  ヒルディ:それでは、第五試合の開始です!!
サージェ:東、クローディアvs西、ヒルダ!! 調理開始!!
ジェクト:早速クローディアは、新鮮な食材をさばきにかかりました。
アレイン:なんだ、鶏じゃん。烏骨鶏じゃない? オルトリンデの卵焼きの卵を産んだのかな?
 アレン:つまり、あの鶏を絞めるのか?
ヒルディ:牛よりもいいだろう?
サージェ:……いや、でも。
アレイン:……鶏は小さいから、妊婦が攻撃するには当たらないねえ。
クロード:クリティカルヒット(ぐしゃ)!!
 ヒルダ:きゃあああっ、きゃあああっ、きゃあああっ!!
アレイン:首をはねられた鶏が、走り回ってる!!(実話です)
 ヒルダ:きゃああああっ!! アンデットだわ!?(アンデットではありません)
サージェ:!? すげえっ、姐御の作戦勝ちか!?
ヒルディ:そうか、すごいぞ、クローディア!! 首をはねられた鶏が走るのは条件反射! それを見て、ヒルダは戦意喪失です!!
アレイン:クローディアが、こんなに頭が回るとはねえ。
 アレン:クローディアも汚れたなあ。
クロード:毒盛るわよ。
 アレン:……すいません。
クロード:そんなことよりも、はやく捌かなくちゃ。(暴れる鶏の羽根をむしる)
サージェ:この調子だとまた、生の鶏肉を食わされるのかな。
アレイン:……え? そんなの嫌だ!! この調子じゃ、決勝も生肉になっちゃうじゃん!! ヒルダ、頑張るんだ!!
 ヒルダ:!? ……先生、私頑張ります!!
ウォルス:ヒルダちゃんは、次もスウィーツのようですねえ。この食材は……、チーズですね。チーズケーキの模様です!
サージェ:それに比べて姐御の料理、超不安だぜ。
ヒルディ:残り時間が半分を過ぎました!! クローディアは解体中! ヒルダはケーキを焼き上げられるのでしょうか!?

実食!!
アレイン:…………。
サージェ:二回目もこれってのは、やっぱしちょっと抵抗あるよな。
アレイン:僕、さっきおなか痛くなったし。
クロード:先生、意外とデリケートなんですね。
アレイン:そうなの。
ヒルディ:それではさっそく、クローディアの料理をご試食ください!!
クロード:新鮮な、鶏肉のお刺身です。
アレイン:パス。
ヒルディ:食べないと、審査にならないぞ!!
アレイン:だって、せくすぃー選手権なんだから、いいじゃん別に。君、最初の趣旨から外れてるよ。
ヒルディ:……そうだったな。
 アレン:納得するな!!
サージェ:じゃあ、兄貴食えよ。
 アレン:……え? いや、さすがに俺も生の鶏肉は……。
クロード:サージェは、食べてくれるでしょ?
サージェ:俺もいっぱしの料理人だ。食う!!(もぐもぐ)
アレイン:おなか壊しても知らないよ。
サージェ:……姐御、ちゃんと血抜きがされてねえ。
クロード:時間がなかったから……。
アレイン:はい、次々!!
ヒルディ:お次は、ヒルダのスウィーツです!!
アレイン:おおっ!!(拍手)
サージェ:見た目はシンプルだな。
 ヒルダ:ですが、使用するチーズは厳選してあります。
アレイン:わーい、ずっしりと重いのがうれしいねえ。こってりチーズがおいしい。
サージェ:……これは、隠し味はずばりラム酒か。
 ヒルダ:正解です。さすが、兄弟子さんです。
 アレン:確かに美味い。
ヒルディ:判定は聞くまでもないような気がしますが……。
アレイン:ヒルダ。
サージェ:ヒルダ。
 アレン:ヒルダ。
ヒルディ:勝者、ヒルダー!!
 ヒルダ:ありがとうございます!
クロード:おめでとう、決勝戦がんばってね。
 ヒルダ:あ、はい。
クロード:あなたのほうが、せくすぃーってことよ(笑)。
 ヒルダ:え!?
 

番外編 エーディンvsイリーナ

 投稿者:北風  投稿日:2007年 9月 8日(土)07時53分10秒
  ヒルディ:さあ、続いて準決勝、第六試合! エーディンvsイリーナ様です!!
アレイン:とりあえず、イリーナもどべたじゃないし、安心して食べられるのがいいよね。
ヒルディ:趣旨がちがーう!! 全然、せくすぃーじゃなああいっ! ですが、イリーナ様はよおっくわかっていらっしゃる!!
 アレン:イリーナ、ついに壊れたか。
イリーナ:失礼ね、ヴェルゲンデの鎧を借りてきただけよ。
サージェ:おおっ、あれが伝説の鎧か。初めて見たぜ。
アレイン:実用皆無だしね。つーか、ヴェルゲンデって全身鎧だったような気が……。
ヒルディ:伝説のビキニあーまー!!
イリーナ:そんなに興奮することかしら?
 アレン:それにしても、水着になることすら厭っていたイリーナが、いったいどんな心境の変化だ?
エーディン:(思ったよりもイリーナに注目が集まらないので、ほっとしている)
イリーナ:審判、質問があります。
サージェ:ん? あ、俺か。はい、なんでしょうか?
イリーナ:なんでもありってことは、助手も使っていいのよね? 他の娘たちも、メイドとかマジックアイテム使ってるから。
ヒルディ:もちろんです、イリーナ様。ここはせくすぃーコロシアムです! 料理は二の次です!
 アレン:趣旨が違うのは、毎回のことだな。
サージェ:今回は真面目に料理番組だしね。
ヒルディ:それでは、調理開始です!!
ウォルス:イリーナ様サイドではあ、さっそく召喚魔法の準備がなされているようでえす。
アレイン:どうせ、スカルでしょ?
イリーナ:召喚、月に吼える者!!
 アレン:ぶっ!!?
ヒルディ:ここに来て、その禁じ手を使うのか!? 視聴者たちが一斉に、アンチイリーナフィールド展開中です!!
月に吼える者:アオォォォォォォォッン!!
ウォルス:これは、月美神に仕える僕には、役得デーす。イリーナ様サイドに、狼男が召喚されました。しかし、あれで料理が出来るのでしょうか? いや、狼男はあくまでサポートなのでしょうか、小麦粉で生地を練り始めましたあ。イリーナ様は、その他の食材の準備にかかっています〜。
ジェクト:エーディンサイドでは、再びエーディンが危なげなく調理を開始しています。しかし、これはなんでしょうか? 見たことのない、食材が……、多々あります。
ヒルディ:アレイン先生、エーディンサイドには、見慣れない食材が並んでいますが、あれらはなんでしょうか?
アレイン:……あれってもしかして、マンドラゴラじゃない? でもって、あっちは……人間? 人肉!? って、おえっ、人魚か!?
サージェ:すげえ、幻獣、魔獣を使った料理かよ!? おまけに、白いツインテールスネーク(金運成就)までいるぞ!?
アレイン:蛇きらーい!!
ヒルディ:アースガルド帝国ならではの食材ですね。
アレイン:冷静に言ってる場合か!? あれを、食うんだぞ!?
エーディン:アレイン先生におかれましては、不老長寿の料理をお召し上がりいただきますので、お楽しみに(うふ)。
アレイン:……(蒼白)。
ウォルス:イリーナ様サイドでーす! 狼男が生地を投げ上げ始めました〜。怪力でこねた生地は、次第に大きく広がっていきまーす!
サージェ:またしても、イタリアンか。ピザみたいですね、先生。
アレイン:なんでもいいよ、まともなものなら、なんでもいい!!
 アレン:けど、あの生地のでかさははんぱじゃねえな!
ヒルディ:はたして、アレナディオの息の根を止めるのは、どちらなのでしょうか!?
 アレン:ふざけんな!!

実食!!!!!
アレイン:蛇が、蛇がこっち見てるうっ!!
サージェ:先生、蛇も鶏みたいな味がしておいしいっていうぜ?
ヒルディ:それではまず、東のエーディンの料理からです。
エーディン:不老長寿、不死の伝説にまつわる食材を集めた、高級料理です。かつては、アースガルド帝国皇帝に愛された料理とされています。ツインテールスネークの詰め物です。
アレイン:(失神寸前)。
サージェ:……マンドラゴラと人魚と、他になにが?
エーディン:ドラゴンの爪のあかと、黄金林檎のすり身が隠し味です。
アレイン:パス。
エーディン:そんな、アレイン様!?
サージェ:……俺もいいや。
 アレン:俺もいらない。
エーディン:ひどいわっ!!
 アレン:どっちがだ!
アレイン:エリストアだったら、きっと食ったんだろうなあ。食い意地張ってたから。
 アレン:お前も人のこと言えるのか?
ヒルディ:では、続いてイリーナ様です。
イリーナ:私の料理は、特大ピッツァです。
アレイン:あのどでかい生地を作ったのは、そっちの狼男でしょ?
イリーナ:でも、調理したのは私よ。
アレイン:しかも、また、トマトかい!!
イリーナ:だって、トマトのピッツァだもの。ドライトマトとプチトマトとイタリア産トマトに生ハムよ。
 アレン:イリーナって、トマトが好きなのか?
イリーナ:アーダルベルトがトマト好きなのよ。
アレイン:いいけど。まともに食べられるんなら。これだけ量があれば、いやでもおなかいっぱいになるし。
イリーナ:失礼ね!
 アレン:まあまあ、食えるものを作ったイリーナの勝ちだろ。
ヒルディ:これはせくすぃー対決だぞ!!
 アレン:それだって、イリーナの勝ちだろ?
ヒルディ:その通りだ!! 勝者、イリーナ様!!
エーディン:ひどいわっ!!
サージェ:お姉さんも、水着で出てくれば良かったんだよ。
 アレン:それでもイリーナのビキニあーまーには勝てないだろ?
サージェ:……それもそうか。
イリーナ:それしか取り柄がないように言わないで!!

ウォルス:ついに決勝戦だねえ。
ジェクト:イリーナ様とヒルダ殿の対決か。……どうでもいいが、なんで料理なんだ?
ウォルス:なんでって、ヒルディスの趣味、じゃなくてイリーナ様がそう決めたんだよね?
ジェクト:何故だ、何故料理なんだ!?
ウォルス:ジェクト、どうしたの? さっきのツインヘッドスネーク食ったとか?
 

番外編 イリーナvsヒルダ

 投稿者:北風  投稿日:2007年 9月 8日(土)07時51分44秒
  サージェ:決勝戦、東、期待の新星ヒルダ! 西、落ち目のヒロインイリーナ様!!
イリーナ:今の肩書きは余計よ(冷)。
サージェ:……はい。
ヒルディ:っていうか、イリーナ様、そのコスチュームはいったい!?
イリーナ:メルライナに借りてきたのよ。
 アレン:女王様かよ!?
イリーナ:さっきより露出は少ないけど、セクシーでしょう?(鞭を構える)
 ヒルダ:アレイン先生!!
 アレン:ヒルダは相変わらず、メイド服だな。さっきよりもスカートの丈が短くなってるけど。
ヒルディ:網タイツか……。まだ早いだろうな。
アレイン:お菓子はもう飽きたかも。
 ヒルダ:でも、次もお菓子です。じゃなくて、私って、セクシーですか!?
アレイン:(ずっこけ)十年はやーい。
 ヒルダ:(がーん)
 アレン:アレイン、お前もうちょっと言い方とかあるだろ?
アレイン:言い方? もっと渋い方が良かった?
イリーナ:はじめていいの?
ヒルディ:決勝戦、始めてください!!
 ヒルダ:(落ち込み中)
イリーナ:ヒルダ、落ち込んでいる場合じゃないわよ!
 ヒルダ:だって、だって、イリーナ様……。
イリーナ:私も今度はお菓子で勝負するわ。
 ヒルダ:え? あの……?
イリーナ:這い上がっていらっしゃいっ!!
 ヒルダ:……は?
イリーナ:召喚、太陽を掲げる者(金の鬣)!!
アレイン:出た、禁じ手!! でも、予想通り〜。
ジェクト:太陽を掲げる者、覆面レスラーの登場です!!(大興奮)
ウォルス:ジェクトは、東だからヒルダ担当でしょー?
 金の鬣:(上半身裸にマントを翻す)
 ヒルダ:……わかりました、私も負けませんっ!!
サージェ:これはなんと、大番狂わせか!? 思わぬところで師弟対決です!! 決勝戦に相応しいカードだ!!
ジェクト:……こちらヒルダサイドでは、この材料はスポンジケーキでしょうか? 大量のスポンジケーキと、クリームを作り始めました。
ウォルス:こちらイリーナ様サイドでは、金の鬣がワッフルを焼き始めています。イリーナ様は果物を切っているだけです!!
イリーナ:うるさいわよ!
アレイン:どっちも頑張れ〜。
 アレン:どちっもお菓子かよ。心配いらないだけいいけどよ。
ヒルディ:しかし、勝者はイリーナ様と決まっているのだ。
サージェ:……そりゃ、わからないぜ。
アレイン:どっちでもいいし〜。
 アレン:なんだよ?
サージェ:スカルは料理がうまいけど、お菓子作りはもしかするとヒルダの方が上を行くかも知れねえ。それは言い過ぎとしても、良い勝負なのは確かだ。
ヒルディ:しかし、せくすぃー対決は、見た目も重要だ!!
サージェ:そうだ! それはセンスの問題だ!! スカルに芸術的な才能があるってのはちょっと疑問の残るところだ!! そこで明暗が分かれる!!
 アレン:お菓子の見た目ってことだな。味だけじゃなく、芸術点ってわけだ。
アレイン:見た目はどうでもいい〜。
ウォルス:こちら、イリーナ様が下拵えしたフルーツを使って、スカル様がソースやシャーベットを作り始めました〜。
ジェクト:ヒルダは何故か脚立を持ち出してきました。随分と大きなもののようです。
ヒルディ:ここで、シークレットタイムだ!! 互いの出してくる料理がわからないように、ついたてが立てられます!!
アレイン:こっちからも見えないね。
ヒルディ:ついでに、お色直しもあるからな。
アレイン:着替えるの!?
 アレン:せくすぃー対決だからな。
ウォルス:た、大変です、実況席、大変でーす!!
ヒルディ:何事だ!?
ウォルス:ついたての中で、イリーナ様とスカル様が取っ組み合いの喧嘩を始めました!! バイオレンス、ドメスティック・バイオレンスです!!

(がっちゃーん、どっちゃーん)

アレイン:(ぽかーん)
サージェ:(ぽかーん)
 アレン:(ぽかーん)
ウォルス:西サイドは夫婦喧嘩のため、続行不可能と見なし、棄権となりまーす!
ヒルディ:となると……、勝者、ヒルダあああああああっ!!
サージェ:師弟対決が見られず残念だが、とりあえず優勝者の登場です。
アレイン:!?(危機察知) ……僕、帰る。
 アレン:なんでだよ?(がっちり捕まえる)
ジェクト:こちら、東サイドのついたてが外されます。……優勝者、ヒルダ。ウェディングドレスで登場で〜す〜!
ウォルス;そして、ヒルダ作、五メートルのウェディングケーキが登場です!! なんと壮観な姿なのでしょうか!?
アレイン:いやだ、いやだっ!
 アレン:じたばたすんな!
サージェ:往生際が悪いぜ、先生。
 ヒルダ:さ、アレイン先生。遠慮無く、ケーキに入刀を(照)。
アレイン:いやじゃ、いやじゃっ!
イリーナ:(無傷)お父様、貸りは返したわよ。
 スカル:(無傷)アレイン、お幸せに。
ヒルディ:……イリーナ様、本当にこれでよかったのですか?
イリーナ:いいのよ。……ヒルダ、あなたが真のヒロインよ!!
 ヒルダ:はい! 頑張ります!!
イリーナ:さ、アーダルベルトが待ってるから、帰りましょ、スカル。
 スカル:そうだね。
(仲良く退場)

 ヒルダ:さ、アレイン先生。召し上がれ(きゃっ)。
アレイン:ぎゃあああああああああああっ!!

サージェ:それでは結婚式会場から、さようなら〜。
ヒルディ:第三部も、必ず開催してみせる!! 次こそ、イリーナ様の優勝だああああああっ!!
 アレン:お前も懲りないな。
サージェ:あんたもな。
 

魔導創世記シュヴァルツガイスト

 投稿者:北風  投稿日:2007年 7月22日(日)19時56分10秒
  第二十幕 盤上遊戯
表紙:ナイスミドルの両刀遣い、ゴッドハルト様々。

ルドウィックにゴッドハルトを裏切らせるイリーナ。
ルーンバイト共々、エレトセルスをも潰そうと、ゴッドハルトは暗躍するが、イリーナはアレインすら欺く手段でそれを回避する。
アーダルベルトの出生の秘密とは!? そして、ゴッドハルトの身に起こる異変とは!?
 

LM四コマ劇場

 投稿者:北風  投稿日:2007年 6月20日(水)20時26分16秒
  アレイン:ジェクト、そのエビフライ食べないの?
ジェクト:……欲しいんですか? あげませんよ。
アレイン:ちぇっ、さもしいやつ。
 ヒルダ:先生、私のを差し上げます。
アレイン:……いや、いらない。
 ヒルダ:なんでですか!?
ウォルス:ああ、先生がヒルダちゃんを泣かせてる〜!
 アレン:アレイン、貰ってやれよぉ〜。
 ヒルダ:さ、先生。遠慮無くどうぞ。
アレイン:いや、だから、いらないって。
 ヒルダ:さ、あ〜んして♥。
アレイン:いらないっていってるのに!!
 ヒルダ:先生、まって〜!
 

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